第7話~後編~
しゃべるとバカみたいなんだけど」
ナナ「あはは バカみたいって」
奈々「あっねえねえビール飲みたくない?」
ナナ「飲む飲む!」
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奈々「じゃあとりあえず乾杯だね」
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ナナ「乾杯って何に?」
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奈々「章司の大学合格に!」
ナナ「いや私それカンケーないし」
奈々「じゃあせめて行きずりの思い出に・・・」
ナナ「あっイイねそれ 同い年の女が同じ電車で同じ時刻に上京する
こんな偶然なかなかないし」
ナナ「それともう一つ 私もナナって言うんだ 奈々ちゃん」
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外はいつの間にか吹雪で電車は走ったり止まったり
結局東京まで5時間もかかってしまったけど私は少しも退屈しなかった
だけど私は自分の事ばっかりしゃべって
ナナの話しは少しも聞いてあげられなかったね
もっともナナの事だから聞いてもはぐらかしていたと思うけど
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章司「奈々」
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章司「あはは 何おまえ泣いてんの」
奈々「笑うなんてひどい」
章司「しかし大変だったな 5時間も」
奈々「うん でもね」 キョロキョロ
章司「どした?」
奈々「電車で隣の席だった子と友達になったの
でもいない 一緒に降りてきたのに もう行っちゃったのかな・・・
携帯の番号とか教えとけばよかったー」
章司「なんじゃそりゃ ほんっと ヌケてんな 相変わらず」
奈々「わぁーん」
章司「泣くな 京助と淳子も下まで来てるから」
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淳ちゃ~~~~~ん
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奈々「あんな大雪だったのに 東京は積もってないんだね」
章司「ってゆーか こっちは降ってさえいなかったぜ」
淳子「ねえこれからどうする?飲みにでも行く?」
奈々「う~んでも私さすがに疲れちゃった」
章司「もう1時だし」
淳子「じゃ今日はまっすぐ帰るか」
奈々「ごめんね せっかく迎えに来てくれたのに」
淳子「な~に気ィ遣ってんのよ」
京助「これからはいつでも会えるんだし 飲み会はまた今度な」
あぁ~やっぱり居心地いいな
この4人でいると専門学校時代に戻ったみたいだ
懐かしいと言うよりほっとする
私の第2のファミリーかも
ようやくみんなのいる東京にこれたんだね私
夢なら冷めないで
章司「奈々 着いたぞ ほら起きろ」
奈々「夢オチ!?」
章司「あはは 寝ぼけてんのか 奈々」
京助・淳子「じゃあ またね~ おやすみ」
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章司「何してんだ 奈々 行くぞ」
奈々「あっ はい」
ちょっと待って どうしよう・・・
こんな当然のようにここに泊めてもらっていいのかな私
図々しいとか思われない
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章司「どうぞ上がって お前いきなり来るから 全然片づいてないけど」
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奈々「ごめんなさい こんないきなり迷惑だよね・・・
私住むとこ見つかるまで淳ちゃんとこに居候するつもりだったんだけど・・・」
章司「だってそーもいかんだろう 淳子んとこには京助がいるし」
奈々「へっ?」
章司「へっ? ってお前・・・あいつら一緒に住んでんだよ」
奈々「えっ~!?知らなかったよ!
淳ちゃんそんな事ひとっ言も!いつから?」
章司「いつからだっけ?なんかいつの間にか京助が淳子の
所へ徐々に移りこんで」
奈々「そっか、そうだったんだ」
もともとあの二人は熟年カップ儿のような落ち着きがあったけど
こっちへきてからますます絆が深まったって事か。
奈々「いーなー!!そーゆーの!!」
章司「はい?」
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あたしと章司もこれから徐々にそーゆー風になれるのかな
幸せ
離れてた時間を早く埋めたいよ
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あぁ、しまった
絶対早起きして 朝ごはんとか作ってあげようと思ってたのに。。。
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章司「へーえ、結構美味しいじゃん」
奈々「なに、その意外そうな言い方は!」
章司「だって君そうゆーの苦手そうだし」
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奈々「そっ、そんなことないもん」(そうだけど)
章司「マジで御見それしやした。マジで旨いっす」
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奈々「3時間もかけた甲斐があったわ」
章司「ところで不動産屋 いい物件あった?」
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続く
夏ぶりの「NANA」でした。
はい、忘れてはおりません。 しかし。。。。
"疲労ピーク・ili・. _| ̄|○ 、., ⌒ ○.・ili・." あはは~~~~っ
NANA熱は 夏よりは多少冷めたものの
このために必死でメンツも揃えたり、ドラムなんかも(;´▽`A``
なんで、一人で勝手にやってれば? って言われようが
(そ、そんなぁ~~~~) やり続けます(笑)
アンル
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