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つるばら村のくるみさん

Posted by アンル 2015.2.23















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































つるばら村に「三日月屋」という赤いトタン屋根の小さなパン屋さんがあります。



のお話をかなりはしょって ちょこっとアレンジしつつ、お送りします(*'-'*)





パン職人のくるみさんは 毎週金曜日の午前中、

となりのゆうすげ村まで自転車でパンを売りに出かけます。









五月も終わりに近づいて 空は真っ青で

自転車をこぐ肩にお日様の光がぽかぽかと心地よくあたります。









(こんな気持ちのよい日はすこし遠回りしてみよう)



















パンを売りにきましたよの合図の笛を吹きながら

お気に入りの林の中に入ります













。。。。と向こうから突然うさぎがあらわれました。

そばまでくると足を止めてこんなことを聞きました。

「あなたもありすさんのお茶会へ?」



















くるみさんがキョトンとするとうさぎは

「あ、ちがったようですね、それじゃ失礼」 と

近くの草むらに飛び込んで たちまちいなくなってしまいました。







(お茶会なんで聞いたら 気になるじゃないの)

その時、けもの道の向こうから 香ばしいにおいがしてきました。

(パンが焼けるにおいだわ)

パンのにおいにまじっておいしそうなお茶の香りまでしてきたではありませんか。



(まるでこの先にカフェでもあるみたい)



くるみさんは 急な斜面を登り始めました。

足をすべらせてずりおちそうになりながら やがて

斜面の上にでました。



おいしそうなにおいがますます林の方から

ただよってきます。



そのにおいをたどってゆくと小さな広場が現れました。



広場の草むらに さっきのうさぎだのリスだのアヒルだの

たくさんの動物たちがいました。

テーブルクロスのような布がしかれて ジャムのつぼや

焼き菓子やパンをのせたお皿が並んでいます。



白いエプロンをつけたネコがお茶をついだり

お皿にパンをとってあげたりしているところです。









「まぁ!三日月屋のくるみさんじゃありませんか。さあさあ こちらへどうぞ」



(ありすさんて このネコのことなの?わたしのことを知ってるんだ)









くるみさんのカップにミルクティーを注いでくれました。











「おくちにあいますかどうか」



くるみさんは ミルクティーを飲んでびっくりした顔をしました。



なんてよい香りのお茶でしょう。



(わあ!シナモンとカルダモンが入ってる!

こんなおいしいミルクティーははじめて)















くるみさんは 今度はどんぐりのような形をしたロールパンを

いただくことにしました。









パンをひとくちちぎって口に入れると 皮がさくっとして

中はふんわり、もっちりとしてとってもおいしいのです。



「このパン、もしかして天然酵母を使ってる?」



ネコはこくんとうなずきました。









「この山のブナの森にあった酵母です」

「え、ブナの森に?」











「わたしジツハ 町でありすのパンという 焼きたての

パンとカフェのお店をひらいてるんです」



「どおりでお茶もパンもおいしいはずだわ」



うさぎが言いました。

「ありすさんは毎年のように帰ってきて

いつも必ずお茶会を開いて みんなを招待してくれるんだよ」











「今日はこんな素敵なお茶会に参加させてもらったお礼に

うちのパンなんだけど よかったら食べてみてね」







「わあ!ありがとうございます。

わたしここから帰るときは 三日月屋さんによって三日月パンを

買うことにしてるんですよ、大好きなんです」

「まあ!それは嬉しいわ」











「三日月屋さんのことはつるばら村だよりにでています。

うちの近所にくまのはちみつ屋さんという専門店があって

そこの主人がお店にやってきたお客さんにあげていますよ」



「へ~え」



山の頂から 冷たい風が 木々の枝を大きく揺らしながらかけおりてきました。



「もう 帰らないといけないわ」









「すみません、おひきとめして。

ではまたお茶会に来てください」



「ありがとう、ごちそうさま」













その夜、くるみさんは布団に入るとネコが町で

開いてるというカフェのお店のことを思いました。



(パンの売り場の横にカフェコーナーが作れるといいんだけど)



そうだわざわざ作らなくても お店の中に

小さなテーブルとイスをおいてみたらどうだろう。

お客さんの中には 焼きたてのパンを今すぐここで食べたいと

いう人が結構いるのです。







                      続く





茂市久美子さんのつるばら村シリーズ、



ほのぼのとした情景が思い浮かぶようです。



ついでに焼きたてのパンのにおいもプーンってね(〃 ̄ω ̄〃ゞ



今回のくるみさんは スリンキーネコさん子。



今度は誰にしようかな(。・w・。 )



つるばら村シリーズは色んなお話があるので



気が向いたときにやっちゃおうかなと(〃 ̄ω ̄〃ゞ







週末は姪っ子とデートで映画観て ぶらりとお買い物。



夜中までダリンと3人でなんだかんだと盛り上がっておりました♪



彼氏が一ヶ月 ロサンゼルスみたいでしょっちゅうLineしておりましたが( ̄m ̄〃)



若さっていいよなぁ~~~~~^っ












  
 
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